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2007年5月14日

2007年 F1スペインGP決勝 〇(≧∇≦)〇

2007年 F1スペインGP決勝


スタートでトゥルーりがストールして再スタートするなどして
波瀾の展開となった、今回のスペインGP…。

マッサの車が炎上したり、ニックのホイルナットが転がったり…。
スコット・スピードは左リアが激しくバーストしてリタイア。
ホンダ勢同士での接触!!(;^_^A

ニックの良い走りを台無しにしたBMWのクルーはお粗末でしたねぇ。
前戦から一ヶ月も休みがあったので、各クルーも試合感が薄れたのか?
それにスコットも数週前から異変を感じてたら、タイヤ交換しようよ。
( ̄□ ̄;)!!

マッサが過去3回の優勝と同じポールトゥウインで連続優勝。
アロンソの自滅と、ライコネンのトラブルもあって終始一人旅…。

そんなことより、何よりも…。

琢磨1ポイント獲得!!


開幕戦から、淡々と周回を重ねるレース展開が多かったにも関わらず
今回はドタバタの連続があったとはいえ…。
レース前の亜久里ちゃんの「納豆走法で行くよ(笑)」の言葉どおりに、
粘り強く諦めずに走った琢磨。ほんと嬉しいっすよね♪

ラスト18周あたりで川井ちゃんから、前を行くバリチェロとフィジケラは
もう一度、ピットインするので琢磨に入賞の可能性があるとのコメント♪
それまで寝ころがってTVを見ていたのに、起き上がりましたわ。(爆)

祈る気持ちでドキドキしながら、周回を重ねる琢磨の姿とタイミングモニタを
交互にチェック。イケェー琢磨!!〇(≧∇≦)〇

前を走る、なかなかピットインしないフィジケラとのタイム差がジワジワと
大きくなっていく…。(;^_^A
ルノーのチームラジオでは、タイヤ交換無しのスプラッシュ&ゴーで行く
とのこと!!

ドキドキ感はピークです、思わず正座して観戦してましたわ。

そして運命のフィジケラの給油も無難にこなして、ピットアウト!!
しかし微妙に登り勾配となっているホームストレートで、最終コーナーを
抜けてくる琢磨の姿が見えない。(T_T)

ヤバいのか?と一瞬思ったそのとき!!
琢磨の姿が映し出されて、間一髪のところでフィジケラを交わして入賞圏内の
8位に上がりました。〇(≧∇≦)〇

TVの前で、「よっしゃぁ!!」と、ガッツポーズですね。
不信に喘いでいるとはいえ、前年チャンピオンのルノーや本家のホンダを抑えての
入賞は嬉しいですよね♪〇(≧∇≦)〇


2007年 F1スペインGP決勝

◆佐藤琢磨
「ただただ、驚くべき週末だった。チームも本当に素晴らしい仕事ぶりだった。本当に言葉が見つからない……。1年と4レースしか経っていないのに、ルノーと真っ向から戦って……、それを打ち破ってポイントを手に入れた。こんな結果は本当に期待していなかった。リーフィールドのファクトリーで働いてくれているメンバー、ホンダの栃木研究所のメンバー、スポンサー、ファン、家族、ぼくたちを支援してくれている全員に、本当に心から感謝したい。どうやって、この嬉しい気持ちを表現したらいいのか、わからない。この1ポイントはぼくたちにとって何よりも大切なものだ。本当にファンタスティックな結果だ。今回のレースは、特に第1スティントと第2スティントが厳しかった。少しスピードに苦しんだが、そのまま諦めずに走り続けた。最終スティントでマシンのバランスが戻り、ようやく全力で走ることができるようになった。ジャンカルロと戦っていたが、ぼくには前にいる彼が見えていなかったんだ。でも、ぼくのレースエンジニアが『ルノーと戦ってるんだぞ』と言い続けていたので、ひたすらアクセルを踏み続けた。ピットレーンから出てくるジャンカルロが見えた時には、ぼくの方が一瞬彼よりも速かったんだ。最高だったよ。みんな、本当によく頑張ってくれた」

◆アンソニー・デビッドソン
「今日はチームにとって最高の結果だった。初めてポイント獲得を果たすことができて、本当によかった。今年はスタートからこれを目指して努力してきたんだ。難しい目標だというのは、みんなわかっていたけれど、それを達成することができた。これからは上昇するのみだ。次はぼくだといいね!」

◆鈴木亜久里 チーム代表
「今日、チームは完璧な仕事を果たした。ラッキーだったと言うべきかもしれないが、ドライバーもチームもレースの最後までポジションを守り抜いた。そして、ぼくたちにとってはとても重要な初めてのチャンピオンシップポイントを手に入れることができたんだ」


琢磨のレース後のコメントが見たくて、普段はみない地上派まで見ちゃいました♪
レース後に、チームクルーに迎えられる琢磨の姿もホント嬉しそうでしたね。
ワークス勢が中心の現在のF1において、チーム結成して一年ちょっとのプライベータが
ポイントを獲得するとは、ホント凄いことだと思います。
みんな良い表情してますね♪

おめでとう!!〇(≧∇≦)〇


琢磨もフィジケラの前に出た時に、涙で目の前が曇って最後の6周は運転するのが
困難だったとか…。ここまで苦労したからねぇ~(;^_^A


ポイントを獲得するなんて、一年前には想像もできなかったこと…。
プライベートチームで規模は小さいチームながらも素晴らしい活躍ですよね。
きっとこの先、将来も忘れることの無い記念すべきレースとなりました♪

2007年5月 1日

アイルトン・セナ・ダ・シルバ

アイルトン・セナ・ダ・シルバ

5月1日、ブラジルでは「交通安全の日」に制定されているそうです。
そうです、『音速の貴公子』が、伝説となった日です。

ヒーローは死なない…。

そんな子供のような幻想が、ガラガラと音を立てて崩れていったあの日。

普段と同じようにF1中継を観ようとTVを付けていたら…。
中継の直前のニュースで、セナが事故で重体だという情報が流れた。

F1中継の冒頭から、解説陣の三宅アナ、今宮さん、川井ちゃんの三人の
沈痛な表情でセナの事故に付いて必死に語っていた…。
三宅アナ、今宮さんは涙で目を真っ赤にして感情を抑えることができず
なかなか言葉が、出てこない。川井ちゃんも唇をグッと噛みしめてる…。

あの異常な雰囲気の中継から、もう13年です。
まさに呪われた週末…。

カーボンモノコックの強度の高さからF1で死亡事故なんて起きないなんて
言われてたにも関わらず、ルーベンス・バリチェロが大クラッシュで鼻の骨を
骨折する大怪我、翌日にはローランド・ラッツェンバーガーが事故死。
そして、さらに偉大なドライバーが天国へ召されました。

大好きなヒーローが他界したことを、受け入れることができずに
心の底に広がっている果てしない虚しさや空虚感から…。
その後、数年間のしばらくの間、F1中継が観れなくなってしまいました。

もちろんヒーローには、アンチが付きもので…。
セナのことを「日本のマスコミの造った虚像だ」なんて言いますが、
本当にそうでしょうか?

最強王者と言われた、ミハエル・シューマッハが 2000年のイタリアGPで
勝ってセナの通算41勝の記録に並んだ時の、優勝インタビューで感極まって
「カートに乗っていた頃からセナは僕のアイドルだった」と涙しました。
公の場で涙することの無かったシューマッハだけに驚きました。

きっと姿の見えないセナの背中を必死に追いかけていたのでしょう…。
サイボーグだなんて言われていたけど、プレッシャーは凄かったのでしょう。

2002年の走行中の琢磨の横から、ニック・ハイドフェルドがスピンして滑って
突っ込んできて激しいクラッシュ。2台ともコースアウトして、
ヘリコプターで医療機関に運ばれてから容態が発表されるまでの時間は、
どれだけ不安な気持ちになった事か…。

二度とあのような、辛く悲しい事故は起こって欲しくないものです。


アイルトン・セナ 永遠に…。


どこか脆さも併せ持っていた一方で、最後まで諦めない強い信念を持って、
勝ちにこだわったアイルトン・セナの生きざまから多くのことを学んだ…。
最後の事故のシーンでも、最後の最後まで諦めることなくマシンの体勢を
整える努力をしていたとか…。

やっぱり、ヒーローは死なない。
永遠のヒーローの姿は、心に深く刻まれてまだ生き続けています。


§過去のアイルトン・セナ関連のエントリ

セナの思い出…。[2005-06-03]
セナ裁判に終止符…。[2005-06-01]

2007年4月17日

2007年 F1バーレーンGP決勝

前回のマレーシアGPでの失態で、周りの評価を著しく落とした
フェラーリのマッサが、ポールトゥーウィンで今シーズン初優勝!

なんだか今季のF1は見ていて、わくわく感が乏しいと言うか…。
ミハエルが引退して寂しくなった感があります。
そんなに好きなドライバだと思っていませんでしたが
やはり偉大な王者じゃったんね♪

超新星のハミルトンも、史上初のデビュー戦以降3連続表彰台なんていう快挙を
達成しましたが…。
確かに速いんじゃろうけどねぇ~。
ルーキーらしからぬ、落ち着きはらった走りです。

そして注目の佐藤琢磨は、フリー走行、予選と波に乗れず…。
予選では惜しくもバトンに0.017秒の僅差で負けて、Q1脱落。(;^_^A
セッティングも煮え切らず、アンソニーにも大きく負けてしまった…。
決勝でも36周目にホームストレートで、激しく白煙をあげて

エンジンブロー( ̄□ ̄;)!!

2007年 F1バーレーンGP決勝


おまけにアンソニーも12位走行中の51周目に、エンジンが悲鳴をあげてリタイア!
あと6周じゃったのにねぇ~。(⌒~⌒ι)とほほ...
開幕から2台ともに完走を続けていただけに、残念。
ただし規定周回数をこなしていることから完走扱いになったようですが。

■佐藤琢磨
「今日はぼくたちにとってはよくない日だった。とてもポジティブなスタートを切ることができて、順位もいくつか上げることができたけれど、今日もグリップに苦しんだ。レースを通して、マシンがとても不安定で、本当に大変だったし、中盤ぐらいにエンジンのパワーを失ったように感じた。結局は、何かしらのエンジントラブルが発生してフィニッシュできなかったので残念だったけれど、シーズン開幕からの3回の遠征レースでチームは素晴らしい仕事をしてくれた。レースを完走できなかったのは久しぶりのことだね!」」

■アンソニー・デビッドソン
「これまでで最高のF1レースだったし、本当に楽しかった。ぼくは常にアクションの中心にいたし、みんながとてもクリーンかつハードなドライビングをしていた。ピットストップもよかったし、すべてが計画どおりに進んだ。戦略もうまくいっていたが、レースの終盤にエンジンの後ろから煙が出ているのが見えて、スピードが落ちていくのを感じた。そして、チームからストップするように指示が出た。でも、2種類のタイヤのどちらでもいい感じのバランスで、マシンの感触はよかったので、今日はいい日だったね」

■鈴木亜久里 チーム代表
「バーレーンは比較的いい週末だった。琢磨のセットアップはアンソニーほど明確に決まらなかったが、この3日間でマシンのパフォーマンスを改善することができた。今回のレースでは、両ドライバーもチームもミスを犯すことなく素晴らしい仕事ぶりを見せてくれていたので、エンジントラブルで2台とも完走できなかったのは残念だった。しかし、気持ちを切り替えて、次のバルセロナのテストとレースのことを考えていきたい」

2007年 F1バーレーンGP決勝


BMWザウバーのニック・ハイドフェルドが、素晴らしい走りをみせてくれたのが
今回のレースでは一番嬉しかったですわ…。ヾ( 〃∇〃)ツ
前年王者のアロンソを、ズバッと抜き去ったシーンは最高じゃね♪
もっと評価されても良いドライバだと思いますが、なかなか良いマシンに乗れず
に苦労しているんよね。(;^_^A


2007年4月12日

ホンダの苦悩…。

スーパーアグリの好調とは、逆に本家であるホンダが苦悩のレースを続けている。
予選では、Q1で脱落してしまい決勝でのパフォーマンスも最悪…。
かつて無かったほどの、散々な内容です。(⌒~⌒ι)...

ホンダの苦悩…。

98年には当時ホンダ社長だった川本氏の口から「フルワークスによるF1参戦」が
明言され、ホンダF1テストドライバーのヨス・フェルスタッペンの走らせた
通称カラスの姿に期待も膨らみ、わくわくしたものです。〇(≧∇≦)〇

だがしかし、ハーベイ・ポスルスウェイト博士がバルセロナでのテスト中に急死
したことと、ホンダ社内に根強く残る慎重論などを背景に、結局…。
第3期F1活動は、99年にB.A.Rという新興チームとの共同開発というなんとも
中途半端な煮え切らない形で始動した。
これには多くのホンダファンが、落胆したことでしょう。

今回の第3期ホンダF1の迷走は、そもそも振り出しから間違っていたのでは?
毎年発表されるのは、いつもコンサバ系なマシン…。

昨年から念願のワークス体制になって、コードネームこそ「RA106」でしたが、
デザインしたのは、B.A.R時代同様にジェフ・ウィリス主導のもとです。

ワークス体制2年目の今季のマシンは、従来の流れから大きく踏み出して
「失敗しても良いからチャレンジしよう」と独自路線を前面に押し出した
攻めのデザインを採用。ヾ( 〃∇〃)ツ
過去には「ホンダ独自のアプローチ」で多くの無謀ともいえる挑戦をしてきた。
そこに我々ファンはホンダの熱い気持ち、ホンダスピリットを感じ魅了された。
あの日、川本氏が「車体とエンジンの両方をホンダが手がけて頂点を狙う」と
掲げた目標に向けてやっと動きだした感の、ホンダF1チーム。

そうまだ動きだしたばかり…。
ある意味、第3期ホンダF1活動一年目だと思っています。

残念だけど、失敗を恐れずに挑戦したマシン「RA107」は失敗作。(;^_^A
シェイクダウンからテストを通じて明るい話題の無かった今季のオフ。
開幕して蓋を開けてみると、ジェフ・ウィリスがデザインの昨年型のマシンを
モディファイした「SA07」より遅いなんて皮肉なことに。( ̄□ ̄;)!!

2月19日に、ホンダの中本シニアテクニカルディレクターはインタビューに
こう応えている。

http://www.auto-web.co.jp/F1/2007/02/column/20_0352.html

--速くないのはどんな部分ですか?
中本 : いろいろなところです(笑)。最重要課題にしているのは、ブレーキングスタビリティ(安定性)と、ストレートスピード。

--去年までのミシュランから今年は、特性の違うブリヂストンに変わりました。
中本 : その対応策ですね。あとは、サスペンションの剛性などを含めてやっていけば、目標を達成できるんじゃないかな、と考えています。

--いつごろに期待していいですか(笑)。
中本 : まぁ、開幕戦ではないな、と(笑)。今は、まだ時間との競争ですから。コレ作ってアレ作って、と、やらなければならないリストがたくさんあるけれど、開幕に間に合うのはその中の1/3くらいですから

--スタッフが変わったのですか?
中本 : 外観を含めて今年のクルマは違いますが、やっているスタッフは、チーフデザイナーもチーフエアロダイロミストも同じです。作り屋も同じですが「失敗してもいいから自由にやってごらん」というと、あぁいう失敗作ができてくるんですよ(笑)。

2月の段階ではまだ笑って「失敗作」だと話していたけど…。(;^_^A
この時に開幕戦では期待できないと言っていると言うことは状況は
かなり深刻だったのでしょう。
積極的に攻めた結果、失敗作となってしまった経験を無駄にせず、
今の位置から全力で這い上がる努力を、死に物狂いでしていると思う。


興味深いのが、ブリヂストンの浜島氏が言ってた次の言葉です。
「昨年のブラジルGP後、全チームに翌年のタイヤデータを平等に公開しています。
それを見ればリアのスタビリティを上げなければいけないのは、わかるはずです」


中本氏、浜島氏の話を総合するとホンダの苦労は続きそうです。(;^_^A
なぜならブレーキング時のスタビリティを向上させるのに小手先の空力パーツ
などでは対応しきれないと思われるから…。
ホンダは開幕戦後に、次戦のマレーシアGPでは、空力パーツを持ち込んで
対策を施すと発表している。しかし結果は散々…。( ̄□ ̄;)!!

ブレーキング時にはリアが浮きますが、無理からに空力パーツでダウンフォースを
かけて、スタビリティを高めようとすると、今度はアンダーステア傾向となる。
ある程度はサスペンションなどの調整でカバーできるかもしれないけど、
アンダーステアになると、コーナーリング速度が落ちて立ち上がりにも影響する。

やっぱり抜本的な対策が必要じゃろね。

ホンダはブリヂストンのタイヤデータを読み誤ったのか?
データを渡された時点では、車のコンセプトが変更できなかったのか?
正式に数値発表は無いので想像の域をでませんが、今年のホンダのマシンは
ショートホイルベースなのではないかと妄想してみました。
そう考えるとですね、ブレーキング時にリアのスタビリティが不足してしまうのも
納得がいくし、逆にホイールベースを85mmも延長してきたフェラーリが好調を
維持していることも説明がつく。
確か昨年の「RA106」もロングホイルベースだったとも記憶しています。
SAF1が開幕から好調を維持している理由も、ここにあるのかも?


そして抜本的対策を施した「RA107B」を6月ごろに投入すると噂があるが…。
これこそロングホイルベースのマシンとなるのでは?
言葉で言うと簡単ですが、ホイルベースを延長するとなると必然的に、
空力から何から設計しなおす必要があり、実際にやるとなると大変な作業。
それを夏では無く6月に投入できるってことは、早くから手を付けてたってことかな?

しかし誰よりも負けることの嫌いなホンダ。
優勝以外は負けと同じと言い切るホンダ。

今季のマシンで、独自路線の攻めの姿勢を示してくれたことを評価してます。
あとは試練を乗り越えて、強いホンダが帰ってくる日を楽しみにして
現状を、這い上がってくる過程を、見守りたいと思います。


「ホンダが休職中のロス・ブラウンに接触か?」なんて噂が聞こえてくると
真偽はともかく、それってホンダのすることじゃないでしょって言いたくなる。

2007年4月11日

2007年 F1マレーシアGP決勝

生中継で見ていたのですが…。
どうも退屈なレースで、エントリを上げるのが遅くなってしまいました。
今週末には第3戦が行われるので、そろそろ。(;^_^A

って、いきなり言い訳から入ったマレーシアGPの決勝ですが…。

2007年 F1マレーシアGP決勝

スタートでいきなりアロンソが飛び出して、あとは一人旅。ヽ(´▽`)/
序盤にはハミルトンとマッサがやりあうシーンもありましたが
マッサの自滅…。

注目の佐藤琢磨もオープニングラップで大きく順位を落として19位に後退。
レース後のコメントによると、行き場を失ってグラベルに押し出されてしまい
マシンにもダメージを負ってしまったとか…。( ̄□ ̄;)!!

予選14番手からのスタートだったのですが、やはり難しい位置ですね。
それでもレースに復帰して、完走までいったのは成長の証なのか?

■佐藤琢磨
「スタートはよかった。いろんなことが起こり、ターン1とターン2はたくさんのマシンが横並びで突入した。その渦中でぼくのマシンはフロントノーズにダメージを負い、パフォーマンスに影響が出る結果となった。ターン4のエントリーでぼくはトロロッソと並び、行き場を失ってグラベルに突っ込んでしまった。それで、順位をだいぶ落としてしまった。数台抜き返した時はエキサイティングでいい戦いができた。その後、2回目のピットストップで数秒ロスしているので、もっと上のポジションでフィニッシュするのも可能だったとは思うが、今回はポジティブな結果だと思っている」

■アンソニー・デビッドソン
「インフルエンザが治ったばかりだったので、ぼくにとってはタフなレースだった。難しいレースになることはわかっていたので、完走することができて満足している。今回は1周目でトラブルに巻き込まれることもなかったし、スタートもよく、本当にいい1周目だった。しかし、特に第1スティントはマシンのバランスが悪く、他のマシンを追っている最中もアンダーステアに苦しんだので、今後この点を改善したい。レースを通して驚くほどグリップレベルが低く、一度もよくならなかったので難しかった。まだルーキーのミスを犯してしまうが、それは直していくことができるし、今日の結果は2週間前より圧倒的によかったので、今日の自分のレースにはとても満足している」

■鈴木亜久里 チーム代表
「チームにとってはとても難しいレースだった。SA07の信頼性はとてもいいが、レースのペースはよくなかった。残念ながら1周目に琢磨がかなりの順位を落としてしまったが、アンソニーはとてもいいスタートを切ることができた。2台とも問題なくレースをフィニッシュできたことには満足しているが、琢磨のピットストップで1回失敗してしまった。今日はドライバーたちはよく頑張ってくれたと思うし、次のバーレーンGPへ向けて来週の金曜日にはパフォーマンス改善のための作業を始めたい」

2007年 F1マレーシアGP決勝

開幕戦ができすぎだったので、今回は現実を見せつけられた気がします。
ただチーム側にもミスがいろいろあったようですので…。(;^_^A
チーム全体がガッチリと、ベストパフォーマンスで戦うことができたら
ポイント獲得は夢ではないかもね。(にんまり)


2007年3月19日

2007年 F1オーストラリアGP決勝

ウインターシーズンが終わったと思ってたら…。
いきなりのグランプリウイークです。ヾ(〃^∇^)ノ♪
オフの間のF1ネタを、全く拾って無いので久しぶりのエントリです。

赤い皇帝ミハエル・シューマッハが引退して、トップチームの
各ドライバもシャッフルされて注目のシーズンの開幕です。

まず、予選ですがデビューイヤーの昨年はQ2進出が目標だったSAF1ですが
今年は違います、開幕戦でいきなりQ3進出です。〇(≧∇≦)〇

すげぇ、琢磨10位!!

アンソニーもQ3進出こそなりませんでしたが、堂々の11位です。
しかし、あまり速いとカスタムシャシー問題で例のチームが黙ってなさそう…。

そしてハミルトン(マクラーレン)、コバライネン(ルノー)と、トップチームから
F1デビューとなる新人はどんな走りを披露してくれるのか?
楽しみな決勝スタートとなりました。


トゥルーリが大きな白煙を吹きあげてのスタートとなりましたが、
大きな混乱も無く、各車1コーナーを走り抜けていきます。
琢磨もそれ程良いスタートではありませんでしたが、ポジションアップに成功♪

アンソニーは、エンジンストールしかけてスタートを失敗してた様子。(;^_^A
その後もアルバースと接触して、車体も空中に浮き上がり着地の衝撃で
少なからずダメージを受けて、アンソニー自身も一時呼吸困難に陥り背中に痛みを
抱えたままマシンをチェッカーまで走らせ続けた、苦しいF1初完走となりました。


レース序盤でトゥルーリとバトルをして見せた琢磨ですが、ピットインした際に
給油口のトラブルと、2度目はピットロードの渋滞で順位を落とすコトに…。
しかし、開幕戦でいきなり中段を走っての12位完走は凄いよね♪

2007年 オーストラリアGP決勝

チームクルー含めて、レース後はみんな良い顔しているよ。〇(≧∇≦)〇

■佐藤琢磨
「まず最初に、チームのみんなによくやったと伝えたい。マシンの信頼性も高く、2台が揃ってフィニッシュを果たすことができたのは、ポジティブなシーズンのスタートと言っていいだろう。スタートもエキサイティングだったし、団子状態だった1周目もエキサイティングで楽しむことができた。ただ、コースのコンディションが一定ではなかったので、マシンのバランスに苦しみ、性能を十分に発揮することができなかった。しかし、学習のための経験としてポジティブにとらえて、ここから取り組みをスタートさせればいいと思う。2回目のピットストップでタイムロスしたので、それがフィニッシュの順位に響いた。残念だったけれど、いいパフォーマンスを見せることができたと思うし、とてもいいスタートを切ることができたので、マレーシアでまたいいレースを戦いたいと思う」

■アンソニー・デビッドソン

「スタートでマシンがアンチストールになって、動けなくなってしまって、残念だった。もちろん、ターン1は最後尾だった。気持ちを切り替えて、レース序盤でポジションを取り戻そうと思った。十分なスペースはとっていたつもりだったのだが、スパイカーの1台をアウト側から抜こうとしたときに衝突した。マシンが空中に跳ね上げられて激しく着地したので背中を痛めてしまった。その衝撃のショックでラジオで話すのも難しいほどだった。次のレースのためにjマシンのスピードを改善するには、セパンのテストでもっと長い距離を走ってマシンのバランスにどのような影響が出るのかを理解する必要がある。ぼくのマシンは大きなダメージを負って、ボディ右側全部がなくなってしまったし、フロアも壊れていた。ダウンフォースも大幅に失っていたはずだから、当然、スピードも出なかった。これが戦いということなのだろうが、どうしてもレースを最後まで走り抜き、初めてのグランプリのチェッカーフラッグを見たかったんだ」

■鈴木亜久里 チーム代表

「みんなにありがとうと言いたい。この冬はテストでチームは本当に忙しかった。スタッフもメカニックもドライバーたちもよく頑張ってくれた。昨日の予選はとてもいい結果だったが、レースでは少しアンラッキーだった。アンソニーはアンチストールでスタートがうまくいかなかった。琢磨はレースではいい戦いを見せたが、ピットストップがついていなかった。1回目のピットストップは時間がかかりすぎたし、2回目ではピットレーンに渋滞があって、いいタイミングでボックスを出ることができなかった。今日は2台が揃ってフィニッシュできたというポジティブな一面もあったので、いいシーズンのスタートを切ることができたと思う」


新車発表直後のぶっつけ本番状態ですがSAF1の、12位・16位完走というのは称賛に
値することでしょう♪
今季はテールエンダーを脱して、中断グループを実力で走る姿が見れそうです。
ポイント獲得も近い将来、実現しそうな雰囲気さえ感じられます。ヾ( 〃∇〃)ツ
あわよくば「上位陣に人波瀾あれば…。」なんて考えたりしましたが…。
例年なら完走率の低い開幕戦ですが、ハードウエェアがらみのレギュレーションの
大きな変更も無かったので、17台の完走となりました。
ピットロードのスピード違反をしてドライブスルーペナルティを受けたとはいえ
バトンよりも上位で琢磨が完走しているのは、嬉しいです♪

2007年 オーストラリアGP決勝

終盤におきたクルサードとヴルツの事故ですが…。
大事に至らなくてホント良かったです。
クルサードのリアタイヤがヴルツのヘルメットをかすめていく画像には
ドキッとさせられました。

ウインターテストの間は、常にマッサが速かったのですが…。
予選でのマシントラブル、そしてエンジン交換と歯車が合ってなかった週末と
なりましたが、不運が無ければライコネンとガチンコでトップ争いをする姿が
見れたのでしょうか…?
それとも暗黙のチームオーダーが発動するのか気になるところ。(爆)

小さなミスはあったものの、ハミルトンは前年王者のアロンソと遜色ない走りは
立派ですね♪

あとBSとのマッチングに苦戦しているのか、ルノーのタイムが上がらないのが
意外でした。もちろん底力のあるチームですから次戦には調整してくるんじゃろけど。

一方で、斬新なカラーリングが注目された、ホンダですが…。
え~っと、早く立て直してください。m(_._)m

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