
2010年のバンクーバー五輪を占う重要な大会であり、今からとても楽しみなイベントの
「2009年フリースタイルスキー世界選手権 猪苗代大会」の開催が危機的状況だとか?
大会組織委員会が見込んでいた予算は5億8千万円だが、検証委員会の試算の結果、
本大会の事業費は13億円となることが提示された。さらに来年のプレ大会などを含む
全体事業費は21億円を上回り、約4倍となり大問題となり新聞紙面を賑わしてます。
15億円もの費用が不足しているとは、前代未聞の事態ですわ。
「大会運営費の見込みの甘さが経費の膨張につながった。」と、言い訳しているけど
そんな次元の問題じゃないでしょうに…。( ̄□ ̄;)!!
検証委員会は10月5日に開く第7回委員会で、「大会への県のかかわりの、あり方」を
中心に協議して、開催の是非についての方向性を確認し、第8回委員会で最終報告書を
まとめるとのこと。最悪、世界選手権を返上して開催しなかった場合には、
FIS(世界スキー連盟)に、「カレンダーフィー」として数千万円の支払いが発生する。
これほどまでに、当初の試算とズレた責任はどこにあるのかまで踏み込まないと、
県民や猪苗代町民の税金を投入するにしても、理解を得られないと思いますが…。
政治的決断を迫られています。(;^_^A
運営委員会は、FISと話し合いの結果、生中継を断念し録画放送に切り換えて
4億円を削減するなど、必要経費の切り詰めでの開催を模索しているようです。
国際映像制作費(1億1,900万円)
衛星回線使用料(2億9,700万円)
夏見円選手の激走で、盛りあがった「ノルディックスキー世界選手権 札幌大会」も
当初は赤字になる見通しと報道されていましたが、結果としては外資で積み立てた
スイスフランなどで黒字に転換にしたという報道がありました。
猪苗代大会はどうなるコトやら…?
今年のワールドカップ猪苗代大会は、濃霧など悪天候でデュアルモーグルが中止に
なるなどありましたが、約3,000万円の赤字を計上している。
フリースタイルスキーにしろ、ノルディックスキーにしろスキー文化が欧州ほど
根付いていない日本では、採算の取れないスポーツイベントなのかなぁ~?
さらなるコストカットと平行して、スポンサー集めが世界選手権開催の条件か?
モータースポーツとか、ウィンタースポーツは、日本で一般的な市民権を
得るには、もっとTVやマスコミの露出を増やさないと難しいのでしょうねぇ。
無理やり、「ゲレンデの○○○王子」とか作るとか…。(爆)
なんとかして開催にこぎつけて欲しい思いは強いけれども、
予算削減のあげく、グダグダの世界選手権もカンベンじゃわ。(;^_^A