家族サービスの海水浴から帰って、疲労感タップリの状態でのハンガリーGP観戦で
途中で挫折することも無く、目まぐるしい展開で楽しんだのですが…。
流石にブログをアップする元気は残っていませんでした。( ̄□ ̄;)!!
って、ことで遅まきながらのハンガリーGPレビューです。
まずテレビを付けて…。あれれ?雨なんですかハンガリーは?
最近はウエットレースが少なかったので、何か意外な気がしました。
アロンソ、ミハエルが共にペナルティでタイム加算されて中段に沈んだ予選。
こりゃライコネンの独走なのか…?
デラロサ、フォーメーションラップでスピーン!!(爆)
スタートと共に凄い水しぶきの中を、ミハエルとアロンソはすり抜けて気がつけば
4位、5位を走行!!このあたりは流石じゃったね。
そしてミシュランタイヤにベストマッチの路面状況で、アロンソは猛烈にプッシュし
ミハエルを抜き去ります。ウエットには定評のブリヂストンも今回ばかりは辛い様子。
雨も激しくなって、バリチェロ、デラロサ、ライコネンがピットインした関係で
アロンソはトップに!!
一方のミハエルは、あっぷあっぷの状態でフィジケラと接触してフロントウイングを
破損して。ピットストップを余儀なくされる…。(;^_^A
その後、雨量も減ってきてアロンソは自己ベストを連発!!
遂にミハエルは周回遅れに…。ハンガリーGPも終わったなと感じた。
だがしかし、ライコネンがリウッツィに突っ込んで大破でリタイア。(T^T)
ライコネンに何があったのでしょうか?(謎)
そしてSC導入の間に、ミハエルは同一周回に復帰です。
琢磨が稼いでいたマージンも無くなってしまったけど…。( ̄□ ̄;)!!
雨も上がって乾き始めた路面で、ミハエルはファステストを連発で5位まで浮上。
2位走行中のバトンも好タイムでトップのアロンソに詰め寄っています。
もしかしてアロンソがピットインしたらトップにたてるのでは?
期待が高まったところで、バトンはファステストです。すげぇ!!
そしてアロンソ、ドライタイヤに交換のためピットイン!!
しかし、右リアのホイルナットがうまく締まって無くてブレーキング時にナットが
吹き飛び、そのままリタイヤ!!
珍しくルノーのクルーにも焦りがあったのでしょうか?(謎)
前回の給油を多めにしていたミハエルは2位を走行中ですがタイヤが心配なところ…。
完全に溝はすり減って、スリック状態です。( ̄□ ̄;)!!
3位のデラロサに抜かれるのは仕方がないとして、何とかしてハイドフェルドを押さえ
込んで4位を死守の作戦。今からタイヤ交換してたらハイドフェルドにまで前に出られ
てしまうので、ここはギャンブルにでましたね。
アロンソが既にリタイアしているので、確実にポイントを取りにいっても良いかなと
思ったけど、3位死守のギリギリの作戦ですね。
デラロサに激しく責めたてられて、我慢できずにコーナーをショートカットしての
ポジションキープ。( ̄□ ̄;)!!
これってペナルティの対象じゃないの?ミハエル、ピンチか?
しかし必死の走りも、翌周の同じ場所でオーバーテイクされてしまう。
ハイドフェルドもすぐ後ろに迫ってきてる、大丈夫なのか?
あと2周ってところで、ミハエルはステアリングが効かなくなってスローダウン。
残念ながらそのままガレージの中に…。( ̄□ ̄;)!!
こうなってくると後はバトンにトラブルが起きないコトを祈るばかりです。
あと少しでエンジンブローとかマイナス要素ばかりが頭をよぎる。(;^_^A
そして運命のファイナルラップ!!
遂に、第3期ホンダの初優勝です!!
今宮さんも涙声じゃん。ヾ( 〃∇〃)ツ
わははは…。
ここで力尽きた、わいは表彰式を「君が代」の演奏を見ていません。(;^_^A
F1の舞台での「君が代」をリアルタイムで見るコトをしなかったのですが、
他のブロガーさんの「君が代」に感動したってエントリを見ていると、ちょっと残念
な気持ちにさせられました。( ̄□ ̄;)!!
バトンじゃなくてバリチェロだったら、もう少し起きて見てたかなぁ~?(謎)
純粋にホンダとしては1967年以来の39年ぶり、エンジンサプライヤー時代を含めても
1992年以来の14年ぶりの優勝です♪
F1活動での歴史的連敗記録もストップした記念すべき一勝ですわ。ヾ( 〃∇〃)ツ
(*^ー^)/゚・:*:・。おめでとう。・:*:・゚\(^ー^*)
過去のハンガリーGPでの印象的なシーンは、1991年のレースでした。
この年のハンガリーGP直前にホンダの創始者である本田宗一郎氏が心不全のために
他界。本田宗一郎氏は頻繁にサーキットにも姿を見せ「オヤジさん」の愛称で慕われて
いた。特にセナを可愛がり、セナも本田宗一郎氏のスピリッツに共感していて、お互いに
尊敬し合っていた。
本田宗一郎氏は生前から「俺の葬式は絶対にやるな。交通渋滞が起こると迷惑がかか
るから葬儀はしない。それが車を作っている自分の最後の最後の使命だ。特別なことは
何もするな。」と、言いつけていた話は有名ですね。
当初ホンダのスタッフはその「遺言」を守るべきか悩んでいたが、セナが自ら率先して
「亡くなった本田宗一郎氏に哀悼の意を表するのは、当たり前のこと。」と、腕に喪章を
つけてレースに臨んだ。
これを見た周りのホンダやマクラーレンの全てのスタッフが喪章を付けて「必ず勝つ!」
と心がひとつになった瞬間です。
速さで勝るウイリアムズ勢のマンセル、パトレーゼ、フェラーリ勢のプロスト、アレジを
抜きどころの少ないコースとギリギリのブレーキングで押さえ込んでの優勝です!!
本田宗一郎氏に捧げるため「勝利への執念」を感じた、感動的な走りでした。
そして今年のハンガリーGPの現場に、福井威夫社長が激励に訪れていた。
福井社長は本田宗一郎氏に薫陶を受けた最後の社長と呼ばれていて技術畑出身です。
このタイミングで久しぶりの勝利を飾ったことに、偶然意外の何かを感じられますわ。
中本さんら多くのホンダスタッフは、優勝に涙していたとのこと…。
天国で「オヤジさん」は、よくやったと微笑んでくれてるような気がします。
そして「今度はドライコンディションで圧倒的なパワーで、ねじ伏せろ!」とも…。
そして我らが佐藤琢磨は、厳しいコンディションの中でSA06で初完走の14位ですわ♪
■佐藤琢磨 14位
「今日は天候が悪かっただけではなく、ギアボックスのトラブルも抱えていたので、厳しいレースとなったが、完走することができてハッピーだ。レース序盤は好調で、実際ミッドランドとの距離を広げることができ、これにはとても勇気づけられた。しかし、ピットストップの後にクラッチにトラブルが生じてほとんど運転できないような状態になって、一時はレースを完走できないのではないかと思った。幸い、コックピットからセットアップを変更して問題を解決することができたが、その後、ギアボックスに問題が生じて、一つギアを失ってしまったので、そこからはマシンのドライブが困難になった。ただ、何とか最後まで走りきり、レースを完走することができてうれしい。夏の休暇に入る前に、このデータを得ることがチームにとっては、とても重要だったからね」
■山本左近 リタイア(1周目)
「今週末はかなりいい滑り出しだったので、レースをグリッドからスタートすることを楽しみにしていた。ラインをよけて、まずまずのスタートをきることができたが、第1コーナーで前の数台を抜こうとして、エンストしてしまい、そこで僕のレースは終わってしまった。僕にとってはまた残念な結末になってしまったが、チームはここハンガリーでSA06をかなり向上させることができたと思う。その一方で、Hondaの優勝はすばらしかった。僕たちのファミリーの一員である彼らにおめでとうと言いたい」
■鈴木亜久里 SUPER AGURI F1 TEAM チーム代表
「難しい天気の中での難しいレースだった。左近はいいスタートをきり、第1コーナーでオーバーテイクを試みたが、ブレーキのタイミングが遅れて、残念ながらエンジンストールさせてしまった。琢磨はいいレースを戦った。特にウエットタイヤで走ったオープニングラップはよかった。その後、クラッチのトラブルに苦しみ、マシンがとても運転しにくくなってしまった。それに追い打ちをかけるようにギアボックスにも問題が発生したが、彼はどうにかプッシュし続けて、レースを完走してくれた。今日もチームは非常にいい仕事をしたと思う。ピットストップも素早かったし、トラブルも解決できた。そういう意味では、今回のレースに満足している」
ホンダの第3期初優勝はバトンに譲ったけど、近い将来「日の丸」をポディウムの
真ん中に掲げてくださいね。その時はみんなで号泣しましょう。ヾ( 〃∇〃)ツ