まだトリノオリンピックが開催中だというのに...。
フリースタイルスキーの全日本選手権が、福島県猪苗代町のリステルスキーファンタジアで
25日に男女のモーグルが開催され、男子は上野修(リステル)、女子は上村愛子(北野建設)
のトリノ五輪出場組が優勝した。上野は初優勝、愛子は3年連続5度目の優勝。
「五輪が終わってさすがに疲れた」と漏らしたように体調は万全ではなかったが、エアで
見せたコークスクリューは群を抜いていた。トリノ五輪5位の上村が予選、決勝とも2位に
3点以上の差をつける圧勝で、3連覇を果たした。
もっとも本人は喜びもそこそこに「ジュニアの選手に出てきてほしい」と話した。
後に続く選手が現れない状況が歯がゆそうで「私を見てうまいなあで終わらせてほしくない」
自身の今後については「やるからには五輪を目指す」と、4年後への決意を口にした。
フィギュアスケート女子の荒川静香が金メダルを獲得したことに触れて「五輪に出るなら、
そういうところを目指していかないと駄目だよなあ」とぽつり。
日本の第1人者で終わるつもりはない。目指すは五輪のメダリスト!!
ただ、その時、愛子は30歳。いつも以上に後輩のことが気にかかる。
「日本のモーグルがいつまでも愛子と(里谷)多英さんじゃあ...。」
全日本選手権に出たのには、若い世代に自分の滑りを見せたいという理由から。
「今のジュニア世代がバンクーバーを目指して伸びてきたら、いつでも応援する。
でも、愛子がその時まで日本の一番だったら、金メダルを取らないといけない。」
5位に終わったトリノ五輪では「ちょこちょこミスが出て、それが積み重なった。」
トリノの試合後に「メダルへの試練が足りないとしたら、長いな」と言った。
長いと感じたのは、長野、ソルトレーク、そしてトリノと、これまでモーグルに
かけてきた道のりだった。「そろそろジャンプできるかな、と思ったけど...。」
過去のオリンピックでは、7位、6位、5位と階段を一歩一歩上がってきた。
次は2段飛ばし、3段飛ばし、いや、もっと。(≧∇≦)
4年という歳月に、愛子はまた挑もうとしている。
優勝 上村愛子 (北野建設) 26.48点
2位 伊藤みき (近江兄弟社高) 22.64点
3位 伊藤あづさ (中京大) 19.48点
このスコアを見ると、国内に敵無しって感じですなぁ。(⌒~⌒ι)とほほ...。
もう何年も里谷多英、畑中みゆき、上村愛子に続く選手の現れないモーグル女子において
やっと出てきた伊藤三姉妹を叱咤するかたちのコメントとなったが、愛子の気持ちは既に
バンクーバーに向いている。畑中選手は引退を発表しているし、里谷選手も今後は未定で
両ベテランが引退すると、世界で戦える日本の女子モーグルは愛子だけになってしまう。
一日も早く、伊藤三姉妹には愛子と切磋琢磨できる良きライバルに成長して欲しいものです。
しかし姉妹ですねぇ~、こうして並ぶと同じ顔しとるわ。( ̄□ ̄;)!!
全日本3連覇、おめでとう!!
ところで昨日の公式練習は体調不良のため休んだらしいけど、大丈夫...?(謎)