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2007年4月 5日

桜の樹の下には…。

ちょっと夜桜おば。(^ー^)

桜の樹の下には…。

暖冬の影響か記録的な早咲きかと予想されていましたが…。
実際にはほぼ平年なみ(3日早い)の開花となった桜の開花。

昼間にも市内を車で走ってみましたが、岡山城天守閣のある烏城公園や、
後楽園外苑から1キロにも桜並木が続く旭川ぞいを、多くの人が桜の花を
楽しんでいました。ヾ(〃^∇^)ノ♪

三脚の付いたカメラで写真を取りにきている人
祖父母に手を引かれた小さい子供連れ、
スーツ姿で、携帯で桜の花を写しているサラリーマン。(;^_^A
仲間うちでお弁当を広げているグループ。


そろそろ見頃で、連日連夜桜の花の下でBBQをしたり
楽しいお花見が行われている事でしょう。
この週末あたりが、お花見のピークでしょうかねぇ~?

中学生の頃に読んだ、梶井基次郎の短編集中『檸檬』のなかに
納められている『桜の樹の下には』って小説の冒頭は
「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」の書き出しではじまる。
( ̄□ ̄;)!!

月夜に照らされた夜桜などは、神秘的でいて、
吸い込まれそうで妖艶な特別な美しさをかもしだす。

どこかしら恐ろしささえ、感じさせることのある夜の桜。

その美しさを言い表すための文学的表現なのか…?
それにしては、妙に説得力のある作品で
強く印象に残っている作品です。

なぜここまで桜が奉りられるのは、どんな歴史的背景があるのか
詳しいことはわかりかねますが…。

桜の咲っぷり、散りっぷりは、梅や桃の花以上に我々日本人の
情緒に強く訴えてきますよね。

人が桜の花の下で、酒を飲んだり馬鹿騒ぎをするようになったのは
江戸時代になってからのことだとか…。
それに、寺院やお城には、きまって桜の木が植えてあるし…。

壮大に咲き誇り、且つ一瞬にして散ってしまう儚さを持ち合わせる桜。
そこには健康的な明るさってのとは、ちょっと違う美しさがある。
そしてその、妖艶な美しさは我々日本人を虜にする。


やはり何か関係があると考えるのが納得いくの鴨~?

『桜の樹の下には』梶井基次郎著
             ↑
クリックすると[青空文庫]で、全文を読むことができます。(≧∇≦)

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