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2006年8月17日

『天体観測』 (2002年:夏ドラマ)

お盆休みに、CSにて一挙放送をしていたドラマ『天体観測』全12話を
2晩かけて制覇しました。ヾ( 〃∇〃)ツ



天体観測(2002年:夏ドラマ) DVD-BOX
【天体観測(2002年:夏ドラマ) DVD-BOX 】

ドラマの主人公たちは、同じ大学の天体観測サークル「サジテリアス」の7人の仲間たち。天体観測といいながら、夏は海、冬はスキーと遊びまくり、星を見たのは、たった1回。大学4年の夏合宿の時だった。学生最後の夏休みに自分たちの将来に夢を抱きながら、仲間たちと変わらぬ友情を誓い合った。  そして、3年後。社会に飛びだした彼らは、現実の荒波に翻弄される。忙しい毎日を送り、気がつくと、仲間とは疎遠になり、心も通じ合わなくなってしまった。同じ星を見つめ、笑い合っていたあの夏から、3年。このまま彼らは離ればなれになっていくのか…。それとも、もう一度互いの絆を取り戻し、変わらぬ自分たちの“心の北極星”を見出せるのだろうか?  ドラマは、再会、価値観の違う新たな人間との出会い、そして別れを通して自分たちの位置を確認するように人生の「天体観測」を続ける彼らの姿を、時には熱く、時には微笑ましく、時には厳しく、描いていきます。(番組紹介より)

元来、この手の「青春ドラマ」を好む性格なのですんなりとドラマに入って行くことが
できましたが、大学時代の男女7人の友人たちで、いつも集まるお店があって…。
80年代の名作映画「セントエルモス・ファイア」に酷似した設定が気になりました。
まあ偉大なるオマージュってことで、おおめにみましょうかね。(;^_^A


伊藤英明(優等生タイプのエリート)→ ジャド・ネルソン
坂口憲ニ(正義感の強い性格&放浪)→ ロブ・ロウ
オダギリジョー(影のある美男子)→ アンドリュー・マッカーシー
山崎樹範(周りに迷惑をかけるダメ男)→ エミリオ・エステベス
小雪(姐御肌リーダー的存在)→ アリー・シーディ
小西真奈美(ちょっと派手めのお姉さん)→ デミ・ムーア
田畑智子(他人想いの優しい性格)→ メア・ウィニンガム

無理やりはめ込むと、こんな感じかしら…?(謎)


あと残念なのが、コレだけの美男美女に長谷川京子を加えて豪華キャストなのに
各回の整合性の無さ、セリフの完成度の低さが気になりました。( ̄□ ̄;)!!
ぶっ通しで一挙に見たから、余計に目についたのかもしれませんが…。
シナリオやキャラが煮詰まっていないと、行き当たりばったりドラマになりがちなん
じゃけど、短期間に撮影する連続ドラマの場合は致し方ないのかねぇ。


・友達大好きといえども、25歳の社会人が週に何度も、飲み屋に集まれるのか?(爆)
・集中して必死に仕事してるわりに、普通に友人からの携帯にですぎ。
・美冬(小雪)が恭一(伊藤英明)に「別れよう」って言ってたけど…。
 2人はいつのまに、付き合ってるって設定だったの?( ̄□ ̄;)!!(第10話)
・パニック障害の七重(ハセキョ)が自殺を図った時に、誰が救急車を呼んだの?
・担当臨床医が、家族でも無い第三者の恭一にパニック障害のコトをペラペラ喋って
 良いのか?守秘義務違反じゃと思わないのか?
・恭一のために頑張るって、パニック障害は、自分の意志で克服できるのか?!
・そして七重と恭一が、恋仲になったのに翌週には、無かったコトになってる…。
・深夜の病院で大騒ぎしないで…。他の入院患者のコトも考えましょうね。(;^_^A

この人達は、もう少し平穏な日々を過ごせないのでしょうか…?(謎)
そんなこんなで、突っ込みどころ満載なんじゃけどビール片手に最後まで
楽しんで見れましたわ♪

一話ずつの詳細レビューを書く余裕は無いので、ストーリーには触れませんが…。
秀逸じゃったのは、オダギリジョーの演技じゃったね。〇(≧∇≦)〇
白い歯と眩しい笑顔の坂口憲ニとは対照的な、親の借金を背負いこんでしまい、
大学を中退して出会い系サイトの、雇われ社長とかダークサイドへ転落中。
言葉数は少ないけども、ビシビシと伝わってくる。
何千万円という借金を返済したあとも、自分が運営していた出会い系サイトに
どっぷりハマってしまった健太(山崎樹範)の借金300万を、責任を感じてか?
肩代わりするコトになって、不可抗力ながらインサイダー取引の受皿企業の
運営を行なうはめに…。

とにかく「お節介」キャラの、友也(坂口憲ニ)とは対立する立場にあった。
「10回のうち9回お節介だと言われても、1回のSOSを見落とすよりましだ。」と
話す友也に、「おまえは、自分が空っぽだから、人の世話をしたがるんだ。」は
印象的じゃね。一見すると友也のお節介に、周りは救われたように見えるコトも
あった。何か見返りを期待しての行為でもなく、ホントに仲間を心配しての行動
だったしねぇ~。
相田みつをの言葉「親切と言う名のおせっかい。そっとしておく思いやり。」を
思い出した瞬間じゃった。親切のつもりでも、相手に煙たがられたりすると理不尽
な気持ちにさせられる…。なかなか人の世話をするのは難しいもんじゃ。

全体的なテーマは、「みんな大人になろうよ。」ってコトでしょうか…?
特に、美冬、恭一、友也、健太は精神年齢もお子様じゃったね。
最終的には、武の死を受け入れて新たな一歩を踏み出す場面で終わるん
じゃけど、美冬がホントに成長できてるのか不明…。( ̄□ ̄;)!!

これを見終わったら、年賀状だけのやりとりでしばらく疎遠になってる、
中学時代の幼なじみに連絡をとって飲み会をしたくなりました♪

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