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2007年5月30日

2007年 F1モナコGP決勝

豪華絢爛さと伝統では他のサーキットの追随を許さないモナコGP。
でもね、抜きどころの無い公道コースってこともあって決勝レースは
退屈なものになりがち…。いつも予選が全てって感じですよね。

なので予選でチームクルーにミスがあって3回目のアタックができずに
Q1敗退で最後尾からのスタートとなった琢磨のポジションもあって
あまりテンションも上がることなく決勝スタートを迎えました。(;^_^A

予選後に琢磨は珍しく、怒ってましたねぇ~。
前戦で初ポイントも獲得して、モナコの予選に掛ける想いも強かったのでしょう…。


雨がらみの荒れたレースになるかとの予想もありましたが…。
マクラーレンの2台だけが異次元の速さで周回を重ねて、残りはピット戦略で
順位が若干入れ代わっただけ…。

途中で泳ぐ人に勝てずに、寝ちゃうアクシデント発生!( ̄□ ̄;)!!
結局、夜中のCS再放送を見ることに…。
こっちでも半分寝ながらの観戦じゃったけど。(爆)

2007年 F1モナコGP決勝

■佐藤琢磨
「タフなレースだったが、ぼくたちはベストを尽くした。ぼくはこのサーキットで可能な最大限の走りをしたつもりだ。レースは渋滞があってとても難しかったが、コースがクリアなときはとても速い周回を走ることができたし、マシンもコンペティティブだった。しかし、モナコでは珍しくないことだが、何回か渋滞に引っかかり、それがぼくのペースに大きな影響を与えた。2回目のピットストップの前の渋滞では、ポジションを上げるチャンスを逃してしまった。ベストを尽くしてうまく遅れを取り戻すことができたと思っているけれど、もっとスピードが必要だとも思う。ただ、この困難なモナコGPでフィニッシュすることができたのは素晴らしいことだ」

■アンソニー デビッドソン
「このレースを完走できたこと自体は成功だったと思う。今日の午後、コースに出たときはグリッドポジションから考えてもあまりいい結果は期待できなかったし、スタートも平均的なものだった。ルノーの1台と一緒にターン1へ突入し、接触してしまった。それで、ぼくのノーズコーンに穴があいてしまったんだ。しかし、マシンにはそれほど悪い影響が出なかったので、プッシュし続けることができた。その後のレース中盤、トゥルーリの後ろで抑えられている間に、マッサが1ラップ0.2秒ほどのペースで少しずつ追い上げてきていた。ぼくは距離が縮まるのを待って、彼に道を譲るタイミングを見計らっていた。ちょうど彼を前に行かせようと思った時に、ドライブスルーのペナルティを課せられたんだ。その時、彼はまだぼくの2秒ほど後ろを走っていたので、ちょっとフェアじゃないと思う。渋滞ではぼくは常にマナーを守ってきた。他のドライバーたちがブルーフラッグが出ても行動を慎まなかったから、もしかしたら、ぼくは見せしめのためにペナルティを課せられたのかもしれないね」

■鈴木亜久里 チーム代表
「チームにとってはあまりいい週末ではなかった。このサーキットでは予選順位がとても重要だ。昨日のセッションがよくなかったので、難しいレースになることは予測していた。とはいえ、両ドライバー、そしてチームは今日もとてもいい仕事をしてくれたので、カナダではもっといいポジションで戦えることを期待している」

2007年 F1モナコGP決勝


モナコで琢磨と言ったら、トンネル内で後ろからきたチームメイトのフィジコを
先に行かせるためにラインを外してのクラッシュが印象的なのですが…。
エンジンブローやペナルティなどで完走が無かったんね。

モナコ、初完走おめでとう♪〇(≧∇≦)〇

ただしマカオGPなどで優勝している琢磨ですから、過去の日本人ドライバが
そうであったように公道コースを苦にしないはず…。
決して17位完走なんかでは満足していないと思うんよね。

次戦は性格のガラッと変わるカナダGPですね。
チーム側は、今回の失敗を教訓に頑張って欲しいですね。
どこかのチームのように、同じ失敗を繰り返すことの無いように!!

2007年5月14日

2007年 F1スペインGP決勝 〇(≧∇≦)〇

2007年 F1スペインGP決勝


スタートでトゥルーりがストールして再スタートするなどして
波瀾の展開となった、今回のスペインGP…。

マッサの車が炎上したり、ニックのホイルナットが転がったり…。
スコット・スピードは左リアが激しくバーストしてリタイア。
ホンダ勢同士での接触!!(;^_^A

ニックの良い走りを台無しにしたBMWのクルーはお粗末でしたねぇ。
前戦から一ヶ月も休みがあったので、各クルーも試合感が薄れたのか?
それにスコットも数週前から異変を感じてたら、タイヤ交換しようよ。
( ̄□ ̄;)!!

マッサが過去3回の優勝と同じポールトゥウインで連続優勝。
アロンソの自滅と、ライコネンのトラブルもあって終始一人旅…。

そんなことより、何よりも…。

琢磨1ポイント獲得!!


開幕戦から、淡々と周回を重ねるレース展開が多かったにも関わらず
今回はドタバタの連続があったとはいえ…。
レース前の亜久里ちゃんの「納豆走法で行くよ(笑)」の言葉どおりに、
粘り強く諦めずに走った琢磨。ほんと嬉しいっすよね♪

ラスト18周あたりで川井ちゃんから、前を行くバリチェロとフィジケラは
もう一度、ピットインするので琢磨に入賞の可能性があるとのコメント♪
それまで寝ころがってTVを見ていたのに、起き上がりましたわ。(爆)

祈る気持ちでドキドキしながら、周回を重ねる琢磨の姿とタイミングモニタを
交互にチェック。イケェー琢磨!!〇(≧∇≦)〇

前を走る、なかなかピットインしないフィジケラとのタイム差がジワジワと
大きくなっていく…。(;^_^A
ルノーのチームラジオでは、タイヤ交換無しのスプラッシュ&ゴーで行く
とのこと!!

ドキドキ感はピークです、思わず正座して観戦してましたわ。

そして運命のフィジケラの給油も無難にこなして、ピットアウト!!
しかし微妙に登り勾配となっているホームストレートで、最終コーナーを
抜けてくる琢磨の姿が見えない。(T_T)

ヤバいのか?と一瞬思ったそのとき!!
琢磨の姿が映し出されて、間一髪のところでフィジケラを交わして入賞圏内の
8位に上がりました。〇(≧∇≦)〇

TVの前で、「よっしゃぁ!!」と、ガッツポーズですね。
不信に喘いでいるとはいえ、前年チャンピオンのルノーや本家のホンダを抑えての
入賞は嬉しいですよね♪〇(≧∇≦)〇


2007年 F1スペインGP決勝

◆佐藤琢磨
「ただただ、驚くべき週末だった。チームも本当に素晴らしい仕事ぶりだった。本当に言葉が見つからない……。1年と4レースしか経っていないのに、ルノーと真っ向から戦って……、それを打ち破ってポイントを手に入れた。こんな結果は本当に期待していなかった。リーフィールドのファクトリーで働いてくれているメンバー、ホンダの栃木研究所のメンバー、スポンサー、ファン、家族、ぼくたちを支援してくれている全員に、本当に心から感謝したい。どうやって、この嬉しい気持ちを表現したらいいのか、わからない。この1ポイントはぼくたちにとって何よりも大切なものだ。本当にファンタスティックな結果だ。今回のレースは、特に第1スティントと第2スティントが厳しかった。少しスピードに苦しんだが、そのまま諦めずに走り続けた。最終スティントでマシンのバランスが戻り、ようやく全力で走ることができるようになった。ジャンカルロと戦っていたが、ぼくには前にいる彼が見えていなかったんだ。でも、ぼくのレースエンジニアが『ルノーと戦ってるんだぞ』と言い続けていたので、ひたすらアクセルを踏み続けた。ピットレーンから出てくるジャンカルロが見えた時には、ぼくの方が一瞬彼よりも速かったんだ。最高だったよ。みんな、本当によく頑張ってくれた」

◆アンソニー・デビッドソン
「今日はチームにとって最高の結果だった。初めてポイント獲得を果たすことができて、本当によかった。今年はスタートからこれを目指して努力してきたんだ。難しい目標だというのは、みんなわかっていたけれど、それを達成することができた。これからは上昇するのみだ。次はぼくだといいね!」

◆鈴木亜久里 チーム代表
「今日、チームは完璧な仕事を果たした。ラッキーだったと言うべきかもしれないが、ドライバーもチームもレースの最後までポジションを守り抜いた。そして、ぼくたちにとってはとても重要な初めてのチャンピオンシップポイントを手に入れることができたんだ」


琢磨のレース後のコメントが見たくて、普段はみない地上派まで見ちゃいました♪
レース後に、チームクルーに迎えられる琢磨の姿もホント嬉しそうでしたね。
ワークス勢が中心の現在のF1において、チーム結成して一年ちょっとのプライベータが
ポイントを獲得するとは、ホント凄いことだと思います。
みんな良い表情してますね♪

おめでとう!!〇(≧∇≦)〇


琢磨もフィジケラの前に出た時に、涙で目の前が曇って最後の6周は運転するのが
困難だったとか…。ここまで苦労したからねぇ~(;^_^A


ポイントを獲得するなんて、一年前には想像もできなかったこと…。
プライベートチームで規模は小さいチームながらも素晴らしい活躍ですよね。
きっとこの先、将来も忘れることの無い記念すべきレースとなりました♪

2007年5月 1日

アイルトン・セナ・ダ・シルバ

アイルトン・セナ・ダ・シルバ

5月1日、ブラジルでは「交通安全の日」に制定されているそうです。
そうです、『音速の貴公子』が、伝説となった日です。

ヒーローは死なない…。

そんな子供のような幻想が、ガラガラと音を立てて崩れていったあの日。

普段と同じようにF1中継を観ようとTVを付けていたら…。
中継の直前のニュースで、セナが事故で重体だという情報が流れた。

F1中継の冒頭から、解説陣の三宅アナ、今宮さん、川井ちゃんの三人の
沈痛な表情でセナの事故に付いて必死に語っていた…。
三宅アナ、今宮さんは涙で目を真っ赤にして感情を抑えることができず
なかなか言葉が、出てこない。川井ちゃんも唇をグッと噛みしめてる…。

あの異常な雰囲気の中継から、もう13年です。
まさに呪われた週末…。

カーボンモノコックの強度の高さからF1で死亡事故なんて起きないなんて
言われてたにも関わらず、ルーベンス・バリチェロが大クラッシュで鼻の骨を
骨折する大怪我、翌日にはローランド・ラッツェンバーガーが事故死。
そして、さらに偉大なドライバーが天国へ召されました。

大好きなヒーローが他界したことを、受け入れることができずに
心の底に広がっている果てしない虚しさや空虚感から…。
その後、数年間のしばらくの間、F1中継が観れなくなってしまいました。

もちろんヒーローには、アンチが付きもので…。
セナのことを「日本のマスコミの造った虚像だ」なんて言いますが、
本当にそうでしょうか?

最強王者と言われた、ミハエル・シューマッハが 2000年のイタリアGPで
勝ってセナの通算41勝の記録に並んだ時の、優勝インタビューで感極まって
「カートに乗っていた頃からセナは僕のアイドルだった」と涙しました。
公の場で涙することの無かったシューマッハだけに驚きました。

きっと姿の見えないセナの背中を必死に追いかけていたのでしょう…。
サイボーグだなんて言われていたけど、プレッシャーは凄かったのでしょう。

2002年の走行中の琢磨の横から、ニック・ハイドフェルドがスピンして滑って
突っ込んできて激しいクラッシュ。2台ともコースアウトして、
ヘリコプターで医療機関に運ばれてから容態が発表されるまでの時間は、
どれだけ不安な気持ちになった事か…。

二度とあのような、辛く悲しい事故は起こって欲しくないものです。


アイルトン・セナ 永遠に…。


どこか脆さも併せ持っていた一方で、最後まで諦めない強い信念を持って、
勝ちにこだわったアイルトン・セナの生きざまから多くのことを学んだ…。
最後の事故のシーンでも、最後の最後まで諦めることなくマシンの体勢を
整える努力をしていたとか…。

やっぱり、ヒーローは死なない。
永遠のヒーローの姿は、心に深く刻まれてまだ生き続けています。


§過去のアイルトン・セナ関連のエントリ

セナの思い出…。[2005-06-03]
セナ裁判に終止符…。[2005-06-01]

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