『UDON』(2006 フジテレビ・ROBOT・東宝)
試写会の券を広報課からもらってたのですが、先日のスパイウエア騒動でキャンセル...。
自称「うどん人」の、せなっち♪なので、観ないわけにはいかないっしょ。
つーことで、遅ればせながら「UDON」を觀に行ってきたよん。〇(≧▽≦)〇
「うどんの国」香川県には至るところに「うどん屋」があります。
同県ではコンビニの店舗数よりも「うどん屋」のほうが多いと、聞いたこともあります。
1200万人が住む東京都にマクドナルドは約500店、それに比べ人口100万人の
香川県には「うどん屋」が約900店もあるそうです。
まさに「うどんの国=香川県」じゃね。
学生時代のタウン情報誌に地図にも乗っていない地元の人でも知らないような、
知られざる「うどん屋」を紹介した「ゲリラうどん通ごっこ」って連載があって、
その記事を集めた単行本「恐るべしさぬきうどん」ってのを買って、映画に登場する
Z3と同様に、うどん巡礼に行ったものです。〇(≧▽≦)〇
そしてコレがまた、劇中同様で写真も無ければ地図もアバウトなんよ。( ̄□ ̄;)!!
学生時代じゃけん今のようにインターネットも無かったし、苦労して探してやっとの
想いでたどり着いた、店で食べた「うどん」は、どれもウマウマじゃったね♪
製麺所タイプの店舗に多いんじゃけど...。
看板も無く、一見すると民家にしか見えないたたずまい、でも恐る恐る扉を開けると
そこには、大根&おろし金を渡される店や、長ネギを自分で畑から取ってくる店など...
絶対に普通じゃないよね、まさにパラレルワールドじゃわ!!
その当時のお気に入りは「ひやあつ」じゃった。
地元のおじさんが教えてくれた「お昼時に、庭先に車が3台並んでたら、うどん屋と
思え!!」は、当時うどん巡礼をしていた仲間うちでは合言葉じゃった。
うどんは「のど越しを楽しむもんやきん」とも教えてくれたっけ...。
まだ上映中の映画なので詳細は書きませんが、映画の舞台になった讃岐富士の袂に
作られた「松井製麺所」以外は全て実在の店舗と実際にそこで働く、おばちゃんたち
が出演していて、タウン情報誌のスタッフが話しの中心で、実在する「麺通団」なんて
ネーミングもでてきて前半部はドキュメントタッチの作りです。
本広監督作品は、緻密に練られたシナリオでの作品が多いのですが「UDON」は
フィクションなのか、ノンフィクションなのかスレスレのところですわ。(謎)
笑いあり、ホロリとさせるシーンありの、「アッ!」と言う間の2時間強じゃった。
子供の頃に乗せてもらった「宇高連絡船」のエピソードなど心に染みる映画じゃわ。
あのホバークラフトに初めて乗った時の興奮とか思い出した...。
「踊る大捜査線」シリーズや「交渉人 真下正義」などでお馴染の役者さんたちと
香川県出身のタレントさんがゲスト出演しているのも嬉しいしね♪
いつものコトながら本広監督の作品は巧妙にリンクされていて...。
あの「カエル急便」の前進が「製粉会社」だったのは驚かされましたわ。(;^_^A
そして小西真奈美は、やっぱり可愛いね♪
再認識しました。O(≧▽≦)O
なんと言っても、タイトルにもあるように「旨いうどん」のオンパレードです。
ちょと残念だったのがユースケ・サンタマリアの箸の持ち方の悪さ...。
あと中盤のキャプテンウドンの戦闘CGは、蛇足じゃ無いのか?!
見終わった後は例外に漏れず「うどん」が食べたくなるじゃろね。(きっぱり!)
そういうわいも、「天乃」によって帰ったとさ♪
そして香川の「うどん屋」さんは、若者が劇中のユースケ同様に都会に出てしまい
後継者難だとも聞いています、香川県が世界に誇れる「讃岐うどん」の味を守って
最高の食文化を次の世代に引き付いて行ってもらいたいものです...。
松井製麺所のように、機械化せずに職人さんの手切りの麺は太さにばらつきが
あるけども、それがまた味わい深いのよねぇ~。
これ書いてると、旨い「釜たま」を、がむしゃらに食べたくなったきたわ♪
ハラハラドキドキや、ド派手なシーンは無いけども、良い映画だと思うよ。
カニちゃん、今度うどん巡礼に行く時には誘って下さいね。(;^_^A
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