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2005年9月24日

九月の雨

「九月の雨」 太田裕美

この季節になると思いだされる曲があるんじゃけど…。
それは70年代後半のニューミュージックの全盛時の、太田裕美「九月の雨」です。さすがにこの曲はリアルタイムでは知らないのですが、先日の「MUSICAL BATON」にも書いてるけど、ひょんな事から一時、ヒロミックワールドにハマりました。V(^0^)

太田裕美の少し舌っ足らずの歌い方とハスキーな裏声が、この曲のヒロインに命を与え「九月の雨」の風景が浮かんできます。舞台は、夏の終わりの東京。雨降りしきる夜半ごろに、タクシーで恋人の家に急ぐ失意のヒロインが主人公の曲です。しかし恋人の心は既に彼女から離れてしまっていて、夏と共に終わった恋の悲しい物語の失恋ソングなんじゃけど、突き放すだけでは無くて、曲が終わりに差しかかる頃には、雨降る街並みの風景に癒されたヒロインは、涙を拭いて顔をあげ、失意から立ち直って明日に向って行く姿が想像されるとても美しい曲です。聞き終わったものに清々しく心地よい余韻を与えてくれます。

「九月の雨」 太田裕美

作詩:松本隆
作曲:筒美京平

車のワイパーすかして見てた
都会にうずまくイルミネーション
唇かみしめタクシーの中で
あなたの住所をポツリと告げた
September rain rain 九月の雨は冷たくて
September rain rain 思い出にさえ染みている
愛がこんなに辛いものなら
私ひとりで生きてゆけない
September rain rain 九月の雨は冷たくて

ガラスを飛び去る公園通り
あなたと座った椅子も濡れてる
さっきの電話であなたの肩の
近くで笑った女(ひと)は誰なの
September rain rain 九月の雨の静けさが
September rain rain 髪の滴をふるわせる
愛がこんなに悲しいのなら
あなたの腕にたどり着けない
September rain rain 九月の雨の静けさが

季節にあせない心があれば
人ってどんなに幸せかしら
ライトに浮かんで流れる傘に
あの日のふたりが見える気もした
September rain rain 九月の雨は優しくて
September rain rain 涙も洗い流すのね
愛が昨日を消してゆくなら
わたし明日に歩いてくだけ
September rain rain 九月の雨は冷たくて
September rain rain 九月の雨は優しくて

他にも、近藤真彦、斉藤由貴、C-C-B、中山美穂、小泉今日子などの多くの代表曲をこの、松本隆氏、筒美京平氏の、ゴールデンコンビで作っている。

あと9月といえば、竹内まりやの「SEPTEMBER」も好きな曲です。V(^0^)
こちらも失恋ソングですね、9月はサヨナラの月なのかぁ…?


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コメント[2]


かすかではありますが、リアルタイムでの記憶があります。(笑)
当時(1977年)小学生だった私は歌詞の意味をまだ理解できていませんでしたが、サビのメロディはインパクトがありました。
しかし、最近素直に季節を感じさせる曲って少ないと思うのは私だけでしょうか。(私が鈍くなっただけ?)


うまく表現できないけど、歌いだしの「♪車のワイパーすかして見てた
都会にうずまくイルミネーション♪」の歌詞が当時の歌謡曲ともフォーク
とも一線を超えたもので、衝撃をうけた覚えがあります。

って言うか季節の野菜も年中店頭に並んでるし、季節感じたいが希薄に
なってますからねぇ~。今年は梅雨は無かったし、地球温暖化で毎年暖冬
じゃし、季節感もおかしくなると思うよ。数年前には元旦に半袖ですご
せる年とかもあったしね。(爆)

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