連日のように各種目でトリノ五輪の切符をめぐって激しくしのぎを削り、内定者の
決定のニュースが流れている。本日はスピードスケートの最終選考会となる全日本
スプリント選手権が、長野市のエムウエーブで開幕した。

女子のスピードスケートで今日現在内定しているのは吉井小百合選手だけ。
残りの3席を、今日と明日の選考会で争うこととなる。
そこで注目の岡崎朋美嬢（富士急）だが初日を終わって500メートルで大会新記録
のトップ、1000メートルでも吉井選手に大きくはなされたが2位に付けた。

女子500メートル

1位　岡崎朋美 38秒36（大会新記録）

2位　吉井小百合 38秒58

女子1000メートル

1位　吉井小百合 1分17秒24（大会新記録）

2位　岡崎朋美 1分17秒78

一昨日のフィギュアスケート女子シングルで優勝をした村主章枝選手（ａｖｅｘ）とは、
前回のソルトレイク五輪の前に怪我をして同じドクターで治療を受けて以来の親友。
それだけに右股関節に故障を抱えての、村主選手の全日本選手権の迫真の演技に感動し、
「今度は自分の番、しっかり決めたい。トリノで会おうね」と誓った。

今日の滑りでグッとトリノ行きが近づいた岡崎朋美嬢。ヽ(´▽｀)/
このまま行けば4大会連続の五輪出場が決まり、2大会ぶりとなる2種目代表も見えてきた。
レーサーに転身した三宮恵利子さんのブログにも練習を取材後に順調な調整と書かれてい
た、9日からトリノの五輪会場で行われたＷ杯では、3位、2位と2日連続で表彰台に上がる
など調子は上向いている。

直前に椎間板ヘルニアの手術をして、決して満足な状態で滑るコトのできなかった前回の
ソルトレイクオリンピック。

「ちょっとのミスで大きく記録更新できなかったのが悔しいです。
　だからもう少しだけスケートを続けさせてください。」

と語った岡崎朋美嬢のこの言葉がとても印象的です。
今年で34歳になる岡崎朋美選手、大きな怪我や挫折を乗り越えて頑張るベテラン
アスリートの姿にエールを送らずにはいられない。
納得の滑りで完全燃焼して欲しいですね♪

笑顔の向こうに垣間見える“凛”とした負けん気の強さもまた魅力的です。
でも朋美嬢にはチョット叱られて見たい鴨～♪ ヘ(..、ヘ)☆＼(￣∇￣) ベシッ

そしてもっと驚きなのが、ジャンプ競技の原田雅彦選手（雪印）！！

かつては「日の丸飛行隊」と言われ大活躍をした日本ジャンプ陣ですが、
近年のルール改正に対応できず若手育成にも失敗をして大苦戦です。
今季、Ｗ杯でトップ10に一度も誰も入れない日本勢の大不振！！
先日もこのままではジャンプは誰も五輪に派遣しないと喝をいれられた。
原田選手も10月のＷ杯派遣選考会で落選して絶望的な状況。
因みに長野五輪金メダリストの船木和喜選手は絶不調でＣ杯にも選出されず
トリノへの道は断たれた。

しかし昨日スイスで行われたコンチネンタル杯初戦で2位表彰台にあがった！！
Ｗ杯のワンランク下のＣ杯とはいえトリノに向けてアピールになったはず。
Ｃ杯参加の73人中で唯一の1960年代生まれの37歳の原田選手が、
年末年始のジャンプ週間での残り4戦でどこまで活躍できるか、ノーマルヒルの
スペシャリストに注目ですね。

五輪のたびに失敗と大ジャンプでドラマチックな感動を与えてくれる
原田選手は5大会連続五輪出場の偉業を達成できるのでしょうか？（謎）
長野五輪でのジャンプ団体の金メダルで「ふ・ふ・船木ぃ～」と震え泣きする
原田選手の姿には本当に感動的じゃった。ヽ(´▽｀)/