麻生久美子 主演「インスタント沼」を観てきた♪
都会を中心に5月に公開されて4ヶ月、やっと地元のミニシアターにも廻ってきた。
メンズデーを利用して三木聡新作『インスタント沼』を観てきた♪
出版社での仕事も恋もジリ貧でドロ沼状態に陥った沈丁花ハナメ(麻生久美子)。河童が見えるという母親・翠(松坂慶子)がある日、河童を捕まえようとして池に落ち意識不明となってしまう。偶然同じ池から出てきた20年前に行方不明となった郵便ポストからは母親がある男性に宛てた手紙が出てくる。そこには実の父親の存在が示されていた。手紙の住所を尋ねたハナメは"電球"と名乗る骨董屋のオヤジ(風間杜夫)に出会う。あまりにも奇妙な風体に父親だとは認めたくないハナメだったが・・・。
「転々」、「亀は意外と速く泳ぐ」もそうだけども、てんやわんやな状況から、
最後をまるっとまとめるのはさすが、三木聡監督です♪
とにかく面白かった~!
ここまで馬鹿馬鹿しいと潔くて気持ちいいです。
笑いどころがいちいちツボにハマったわ!!
冒頭のマッハのスピードで流れる、小ネタ満載の沈丁花ハナメの自己紹介。
すげーぜよ、いきなり三木聡ワールドと麻生久美子の魅力全開です。(爆)
この映画は始まってからずっとニヤニヤしてしまう、そんな映画です。
全体に軽いノリなんだけど、ふとした台詞に含蓄があって感心したり...。
看板や小物などにも、映像にいちいち小ネタが効いていて笑えます。
時効警察での三日月しずか役を彷彿させる、エキセントリックな魅力
たっぷりな 沈丁花ハナメ役の麻生久美子の脇を、がっちりとかためる
キャスト陣も個性豊かで豪華です♪岩松了とふせえりの黄金タッグも健在。
風間杜夫と松坂慶子の共演は、あの「蒲田行進曲」ぶりなのか?
松坂慶子は、今後このキャラでいくのでしょうかね。ヾ( 〃∇〃)ツ
ハキハキと面白いことを真面目な顔して言うから、面白くって!
河童を捕まえに行く、お母さん役。(笑)
篤姫の頃から面白い人だなぁ~と、秘かにツボでございます。
麻生さんのカラフルでお洒落なファッションにも注目です♪
そして、ええええぇーーー!!( ̄□ ̄;)!!な終盤。
まあ河童が出るくらいですからね。(ぼっけぇ笑)
エンドロールが流れてるとき、「千と千尋の神隠し」を見終わった
のと同じような感覚だったのは、わいだけじゃなハズ。(キッパリ!)
「千と千尋...」も、主人公が謎のパラレルワールドに引き込まれて、
修行して強く成長して帰ってくるファンタジー物語じゃしね。(;^_^A
次から次へと笑いどころが現れて、とにかくアッと言う間の2時間。
同行して隣の席で観てた、時効警察ファンの長女も終始クスクスと
笑ってて、あとから2時間の映画って聞いて驚いてました。
11月にはDVDも発売されるようです、初回限定ミラクル・エディションを
買っちゃおかなぁ~。ヾ( 〃∇〃)ツ
「人生うまくいかないときは水道の蛇口をひねれ。」
くよくよしても仕方がない、とにかく走り出せって
この映画に秘められたメッセージ。