
今回はスパ・フランコルシャンでの第16戦ベルギーGPです、例年スパウェザーと言われる雨に翻弄されるレースが展開される、今年もフリー走行から決勝の午前中に掛けて断続的に雨が降っている。チーム戦略にまったく期待のできないB.A.Rに巧くやってくれよなと、祈る気持ちで決勝のスタートを迎えた。スタートを綺麗に決めた琢磨は10番手から一気に6位を走行している。バトンをオーバーテイクしたシーンではTVの前で「やっほ〜!!」と歓声をあげたほど興奮した。その後バトンはズルズルと後退していく。(にんまり)
だがしかぁ〜し!!
10周目に今期の琢磨、ライコネン同様に不幸の人フィジケラがクラッシュしてしまい、SC導入です。B.A.R勢はドライタイヤを装着する、しかし路面はまだ濡れている部分が多くて再度セミウエットに交換する。B.A.Rはピット作業が好きなのねぇ〜♪って、そんな呑気な事を言ってる場合では無い。前回の給油トラブルに続いてやっぱりヘボチームです。当然大きく順位を落とす事になります。(怒)
レースが再開された13周目にシューマッハと接触してしまい両車リタイヤ。
(⌒〜⌒ι)とほほ…。
シューマッハがラインを変えてるように見えなくも無いが、非常に残念な結果です。フェラーリよりも速かったし、バトンよりも乗れていた。結果バトンは3位表彰台…。タラレバは言っても仕方無い事は判ってるけど2位の可能性もあったレースです。もう悲しくなってきた。(T_T)
■ジェンソン・バトン 3位
「表彰台に戻って来られて最高の気分だよ。ここまでレースを戦えるよう頑張ってくれたチームの皆に感謝しているよ。最初のスティントは厳しかった。オーバーステアが酷く、コーナーを曲がるのが大変だったんだ! 最初のピットインでフロントウイングを調整し、少しは良くなった。でも、ドライタイヤへの交換が早すぎたためにもう一度ピットインし、ウェットタイヤに戻したんだ。最後の2つのスティントを、同じタイヤで走ることができたことがプラスになった。チームの皆やミシュランに、今日のような結果を可能にしてくれたことを感謝しないといけないね。ピットストップも素晴らしかったし、Hondaエンジンも週末を通し何の欠点もなかった。残りのレースに向けての新たな開発も残っているし、とてもポジティブな感じだ。シーズンが終わるまでの間に、今日のような機会が何回かあることを期待するよ」
■佐藤琢磨 13周目リタイア
「レース序盤は、とても難しい展開でした。でも、最初のラップはうまくいき、ポジションを上げることができました。最初のスティントはエキサイティングでしたし、最初のピットインまではうまくいっていました。マイケル(シューマッハ)とのアクシデントは、セイフティカーの後、レースが再開された時の第1コーナーで起こりました。冷えてしまったタイヤやブレーキの影響で、マシンを停めることがとても難しく、運悪く彼に追突してしまいました。今日は良い結果を出すことができず、とても残念です」
■ジル・ド・フェラン B・A・R Hondaスポーティングディレクター
「今日のジェンソンのレースについては、エキサイティングという言葉では物足りないほどだ。レース前半の我々のポジションから見れば、表彰台を獲得できたことは素晴らしい。2人のドライバーとも良いスタートを決めたが、最初のセイフティカーが出た間に、レース戦略はとても複雑になってしまった。あの時点では、グリップレベルの低さと、ドライタイヤに替えることができるまで路面コンディションが回復するのにどのくらい掛かるのかの見極めが楽観的過ぎた。最初のピットインでドライタイヤに交換した後、再びウェットタイヤに交換せざるを得ず、再スタートの集団の後ろに付くことになった。琢磨は良いレースをしていたが、残念ながら第1コーナーの事故でレースを終えることになった。ジェンソンはその後うまくレースをこなし、多くのラップで最速タイムを出した。ピットクルーは、プレッシャーの中、素晴らしいピット作業を何回もこなしてくれた。いつものことだが、表彰台を獲得した後のレースは気分の良いものだ。次戦ブラジルに向けて前進するのみだ!」
■中本修平 Honda Racing Developmentエンジニアリングディレクター[ページ移動: 1 2]

