
都内のホテルにて、上村愛子、皆川賢太郎、佐々木明、岡部孝信、葛西紀明、
藤森由香らの、日本代表選手の新シーズンの開幕を直前にひかえ、
抱負を語る会見が行われた。
またこの会見で、日本代表チームの新ユニフォームがお披露目された。ヾ( 〃∇〃)ツ
日本代表の守り神である「青龍」の図柄が描かれた鮮やかなブルー生地のユニフォーム
でカッコいいすねぇ〜♪
全日本スキー連盟は、2010年バンクーバ冬季五輪に向け「Go for the Gold」を、
新たなナショナルチームの強化スローガンにすると発表した。
ついにトリノの雪辱に向けた闘いが始まる。
そこで我らが、上村愛子は記者会見で下記のように語っている。〇(≧∇≦)〇
■目をキラキラさせて練習している
五輪が終わってからは、ゆっくりと休みました。シーズンオフの最初の方でしっかり休んだ分、自分に足りない部分に気付くことができて、良い合宿ができました。(新技は?)4年後に何をするのかを考えると、苦手でも何でもやはりバックフリップは取り組むべきで、それとコークセブン(コークスクリュー720)。バックフリップはウォータージャンプではきれいにできるのですが、雪上だとまだもう少し調整が必要ですね。久しぶりにチーム全体がやる気になっています。(チーフコーチが)昨シーズンまで現役で、みんなの憧れの選手だったヤンネ・ラハテラコーチ(※)に変わりました。テクニカルな教え方が丁寧で分かりやすくて、自分たちの聞きたいことを聞けています。みんな、目をキラキラさせて子どもみたいに話を聞いていますね。
※2002年ソルトレークシティー五輪男子モーグル金メダリスト(この前の合宿では)バックフリップしかやっていないです。とりあえずバックフリップをやってみるところから、試合で使えるものにするところまでやっていますね。試合で使うんだったら完成度を上げないといけないし、そのためにはコークと交互にやっていると間に合わないので。今年はウォータージャンプがほとんどで、雪上での練習はこの前初めてやりました。でも、ウォータージャンプでイメージは持てています。
新しい技に挑戦するのは好きです。自分が(新しい技を)イメージできたりとか、その技をどうすればいいかが分かったりしないとやろうと思わないですし、今年はここをこうしようとか思うのと思わないのではやる気が全然違うので。毎日、今日はこれができて明日はこれをやってみようという発見があって楽しいです。エアは(シーズンによって)難易度点がどんどん変わっているし、それがこれからどうなるかは分かりません。オリンピックが終わって最初の年に、バンクーバーに向けて今自分が何をやらなきゃいけないかと考えたときに、少なくともバック(フリップ)をやらないと、技の選択肢が少なくなることは確かで、それはデメリットが多いです。
今年は、ベースになるものをやらなきゃいけないと思っています。
■しっかり休んだから必要なことが見えた
それから、去年まではコークやエアの難易度がどうのこうのとか、エアをどうやるかばかりでしたが、モーグルはやっぱりターンがすごく大事です。(前シーズンはコークの練習に打ち込んでいたが)エアばかりやっていたら、ターンの基礎を忘れちゃいます。それがトリノはもったいなかったです。ヤンネはエアもターンも両方いっぺんに教えてくれています。ヤンネに教わって一番変わるところはターンだと思います。ヤンネについていくには体力がもっと必要ですね。
新しい筋肉トレーニングは楽しいです。練習しているなっていう気分になれます。でも、休み明けで体ができていないのに雪上のったりしないように、気持ちを抑えるようにしています。
(もうちょっと休みたい?)全然ないです。16歳くらいからやってきて、初めてオリンピックの後にここまでしっかり休みました。いつも、オリンピックが終わった後、こういうふうにやろうという計画があって、飛ばしてやって......。でもどこかで必ず疲れてしまう。どこか大事なときに休みたくなっちゃうとか。
でも、4年間どうやっていけば、成績とかじゃなくて、本当に自分がすべり終わった後に「もう頑張った」って思える滑りができるのか。それは、やっぱり休んで答えを出さなきゃいけないなと。基本的には好きでスキーをやっているし、こんなの辞めていられないなと思っているし、やっぱりやりたいという気持ちがあるから。(今年の位置付けは)休んだ分、練習はそこまでできていないです。でも、休んだからダメだったとか、休んだことをマイナスに考えないで、これからの4年間を見られましたし。ワールドカップの初戦からいけって言われてもたぶん間に合わないけど、自分的には世界選手権をピークに考えています。

