
SWING GIRLS (2004/09公開 :東宝)
あの名作「ウォーターボーイズ」の矢口史靖氏の監督・脚本作品と
いうことで劇場公開時にも行こうかと思ってたけど、な〜んとなく観
そびれてた作品ですが、先日DVDをレンタルして観賞しました。
ストーリー的には特別ひねりの効いたドンデン返しがあるわけでも
無く、前作「ウォーターボーイズ」の女の子版って感じはしました。
しかし元来、青春コメディタッチな作品は好きなので無問題です。
<画像:SWING GIRLS (2004/09公開 :東宝)>
無気力人間の主人公らが補習をさぼる目的で、吹奏楽部の代役
で野球部の応援をすることになる。まともに音を出す事すらできな
かった彼女らが、適当に練習してグダグダな演奏ながら、どうにか
こうにか「A列車で行こう」を奏でて、演奏する楽しさに気がつく。
「なんか、いぐねぇ〜?いぐねぇ〜?」
と楽器を奏でる楽しさにハマっていく。しかしそこに吹奏楽部が復
活して、お役目終了(チーン!)
楽器も楽しみも取り上げられてしまい、悔しさで号泣し、彼女たち
はバイトなどで資金調達して楽器を購入して、独自にビッグバンド
を結成することに。随所に笑いを散りばめて感動的なラストシーン
に向けてテンポ良く進んでいきます。メインの5人達のキャラもしっ
かりと描かれていて、ジャズに熱中していく姿が魅力的に映ります。
後からきた追加メンバがいきなり演奏できちゃうシーンはツッコミを、
いれたくなるけど…。
音楽祭での感動のラストシーンは劇場で観れば良かったと後悔し
ました。劇中での演奏は吹き替え無しで本当に役者さんたちでの
演奏とのこと !!
本当に素人同然の彼女たちが合宿などの短期間の練習でココま
でできるようになった、というバックボーンもあって感動しました。
「ジャズってオヤジのやるもんだべさぁ〜」
「スウィングすっつぉ〜!」
など劇中での山形弁のセリフが、良い味を出しています。
やっぱり方言は文化じゃね。(にんまり)
今回はレンタルでしたが、メイキングやサイドストーリーも見たい
のでDVD買おうかなぁ…。
「ほんと、いがっだよ〜。」何度でも繰り返し観たい映画です。
って言うか、月曜に借りて既に3回も鑑賞しました。(ぼっけぇ笑)
王道的ストーリーなので安心して何度でも観れます。
後味の爽快な作品で、お勧めですよ。
今度は矢口監督の別のテイストの作品も観てみたいです。
音楽の使い方が美味いのか「ウォーターボーイズ」のとき同様に
サントラ版も欲しくなりました。
ネタ切れ状態のハリウッド映画ばかりで無く配給会社は、こうした
国内の秀作をもっと注力して宣伝するべきじゃと思うで。

